さいたま市で15歳の女子高校生が殺害された事件で、逮捕された男の刑事責任能力を調べるための鑑定留置が30日から始まりました。 谷内寛幸容疑者(25)は4月14日夜、さいたま市桜区のマンションで、高校1年生の手柄玲奈さん(15)を刃物で刺すなどして殺害した疑いが持たれています。 さいたま地検は谷内容疑者の刑事責任能力を調べるため、30日から鑑定留置を始めました。 期間は約3カ月の予定です。 これまでの調べに対し、谷内容疑者は「会社の寮を出てから付近を歩き回って殺害する女性を探していた。制服を着た女子高校生を包丁で殺した」という趣旨の供述をして容疑を認めているほか、動機の1つとして「虐待を受け性格がゆがんだ。自分は社会の底辺にいる」と話しているということです。