「やくざがあなたの口座に400万円振り込んだ」「自宅の車庫前に置いておいて」警察や検事をかたる男の話を信じ 60代女性が1470万円詐欺被害

今年3月、北海道岩見沢市に住む60代の女性のもとに警察官をかたる男から電話があり「やくざがあなたの口座に400万円を振り込んだ」など言われたのをきっかけに、女性が現金1470万円をだまし取られました。 警察は、オレオレ詐欺事件として捜査しています。 警察によりますと、3月14日、岩見沢市に住む60代の女性宅に、警視庁の警察官を名乗る男などから電話があり「逮捕したやくざがあなたの口座に400万円を振り込んだと言っています」「あなたの口座に入っているお金がきれいなのかどうかを確認する必要があります」「口座に入っているお金を全部下ろしたら連絡ください」などと告げられました。 話を信じた女性は、現金自動預け払い機(ATM)で、複数回に分けて1470万円を引き出し準備していたところ、4月中旬に、検事を名乗る男から電話があり「現金を取りに行くので自宅の車庫前に置いておいてください」と指示されました。 女性は指示に従い、現金が入ったバッグを自宅の車庫前に置いたところ、何者かに持ち去られ、だましとられたということです。 道外の警察から情報提供を受けた岩見沢警察署が女性に確認し、女性は初めて被害に気づいたということです。 警察はオレオレ詐欺とみて調べを進めています。 また「警察官や検事を名乗っても安易に信用せず、相手の所属、氏名を確認した上で一旦電話を切り、自分で調べて警察署の電話番号等にかけ直して欲しい」と注意を呼びかけています。

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