骨董品のようなクラシックカーやヴィンテージカーより最近のものだが、製造から何十年も経っていたり、生産が終了している自動車やオートバイを「旧車」と呼ぶ。その旧車のオートバイを愛好すると称する一部の人たち、とくに「旧車會」を名乗るグループが起こす騒音や暴走行為などが社会問題となりつつある。「令和6年交通安全白書」(内閣府)によれば、暴走族の検挙人員は2019年が7053人、2023年が6512人と減少傾向にあるのに対し、旧車會の検挙人員は2019年の745人から2023年の870人と増加傾向だ。ライターの宮添優氏が、気温の上昇と共に増える「旧車會」問題についてレポートする。