2日、所属事務所の公式サイトで「当面の間、広末は全ての芸能活動を休止し、心身の回復に専念いたします」と、活動休止を発表した俳優の広末涼子さん。 4月7日、静岡・掛川市の新東名高速道路で追突事故を起こした後、搬送先の病院で女性看護師にけがをさせ、傷害の現行犯で逮捕されました。 4月16日に釈放された後には、そのまま東京都内の病院に向かいました。 そして、所属事務所は公式サイトで「4月16日の勾留解除後、広末は都内の医療機関に入院し、双極性感情障害および甲状線機能亢進(こうしん)症と診断されました。広末本人はもちろん、私たち周囲も本人の不調や苦しみを『体調不良』といった言葉で済ませてしまっていたことを、今回の事案を通じて深く反省しております」と発表しました。 双極性感情障害とは、どのような病気なのでしょうか。 恵比寿駅前メンタルクリニック 精神科専門医・種市摂子医師: 「双極性感情障害」っていうのは、「そううつ病」のことです。「そううつ病」というのは、気分が異常に、テンションが高い「そう」と気分が沈み込んでしまう「うつ」を繰り返すような病気になります。 もう1つの甲状腺機能亢進症は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気で、動悸(どうき)や手の震え、汗をかきやすくなるなどの症状に加え、気分の波が激しくなることもあるといいます。 恵比寿駅前メンタルクリニック 精神科専門医・種市摂子医師: 「甲状線機能亢進症」の治療をすることによって「そう」状態が改善することとかはあるので、治療をきちんとやっていけば、状態はだいぶ改善します。 広末さんの所属事務所は、「今回の件につきましては、病気によるものとすることで責任を回避する意図は一切なく、警察の調査には引き続き誠実に対応してまいります」ともコメントしています。 広末さんは医師の管理のもとで治療を続けていて、今後も通院を続けながら自宅療養をしていくということです。