なんとも罰当たりな犯行です。 福岡県朝倉市の寺から賽銭を盗もうとしたとして、67歳の男が現行犯逮捕されました。 捕まえたのは、この寺の住職でした。 渡邊晃佑記者リポート「被害にあったのはこちらの賽銭箱です。男はこのように賽銭箱を引き出し、覆いかぶさるようにして発見されたということです。」 4日午後1時すぎ白昼堂々の犯行でした。 警察によりますと朝倉市の『普賢山興徳院』で、賽銭箱から金を盗もうとしたとして、67歳の男が現行犯逮捕されました。 住職が来客かと思い本堂に向かうと、そこには賽銭箱に覆いかぶさるようにしている不審な男が。 住職は「(後ろから)音がたたないように近づいて、これはおかしいと思って大きな声で“何をしようとか”と声をかけました。びくっとしてですねこちらを振り返って。」と遭遇した時の状況を話します。 住職は、男の手首をつかみ警察に通報。 おとなしく抵抗はしなかったと言います。 実はこの寺被害に遭ったのは今回が初めてではありません。 住職は「七年前ほどにも一度ですね、入られまして今回の方が同じ方だったということで私もびっくりしているところでございます」と話します。 男は7年前もこの寺で賽銭を盗もうとして逮捕されていたというのです。 住職は「色んな悩み事とか抱えてお参りに来られる方がいらっしゃいますからそういった方があげられたお賽銭ですからね。そういったものに手をつけられるというのは、許される事ではありませんからね」と話します。 男は、「お金が欲しかった」と容疑を認めています。 寺では、夜間は警備会社のセキュリティを導入していますが、事件を受け、新たに防犯カメラの設置を検討しているということです。