川崎市で20歳の女性の遺体を遺棄したとして元交際相手の男が逮捕された事件で、川崎市長が「事件の経緯を検証すべき」との見解を示しました。 川崎市の福田紀彦市長は7日の定例会見で、市内に住む岡崎彩咲陽さんが遺体で見つかった事件について問われ、「大変、痛ましい事件」と話しました。 この事件では、岡崎さんや家族がストーカー被害を訴えていたなかでの警察の対応について批判の声が上がっています。 福田市長は「話の整理をしたうえで、時系列的な検証が必要」との認識を示しました。 男女のトラブル、とりわけDVに関する相談窓口は市にも設置されていて、年間の相談人数は延べ400人近くになりますが、今回の事案では市への相談はなかったということです。 市長は事案の概要が解明された後、市として介入すべきことが出てきたら考えていきたいとしています。