町発注の公共工事を巡る官製談合事件を受けて町長が不在となっている佐々町で、町役場の建物が56年ぶりに建て替えられ、7日から新しい庁舎での業務が始まりました。 佐々町役場の新しい庁舎は地上3階建てで、旧庁舎の横にあった町の駐車場の敷地内に建設されました。 佐々町では町の発注工事をめぐる官製談合事件で町長が逮捕・起訴されて辞職し、不在となっています。 このため今日の開庁式では、職務代行者の中村副町長があいさつし、落成を祝うテープカットも行われませんでした。 新しい庁舎は、佐々川の氾濫に備えて立地場所をかさ上げするなど、水害対策への機能を高めています。 また窓口業務を1階に集約しているほか、町民の交流スペースとしても使える佐々ホールが設けられています。 町民「こんなにきれいになっているって正直驚きですこれからたくさんね子供もいるので利用したいと思います」 佐々町・中村義治副町長「新しい施設ということで、新しい気持ちで推し進めたいと思っておりますので、そこ(一連の不祥事)はそこで反省をしながら今後、進めていきたいと思っております」 佐々町の新しい町長を選ぶ選挙は、来月10日告示15日に投開票が行われます。