「保釈金を支払う必要がある」検察官をかたる男などから電話 60代女性が400万円送金、だまし取られる 山梨

「逮捕状が出ている」「保釈金を支払う必要がある」などど警察官や検察官をかたる男から携帯電話で言われ、60代の女性が400万円を送金してだまし取られました。 警察によりますと4月12日に甲州市のパートタイマーの60代女性の携帯電話に「携帯電話が不正に利用された。2時間後に使えなくなる」と警告画面が表示されました。 その後、電気通信事業者の社員をかたる男から国際電話の番号で電話があり、「あなた名義の携帯電話や銀行口座が福岡県で発生した詐欺事件で使われた。福岡県警から電話がある」などと言われました。 間もなく、別の国際電話の番号で福岡県警の警察官をかたる男から「あなたに逮捕状が出ている」などと言われました。 女性はインストールするように言われたSNSで連絡をとり、検察官をかたる男から「保釈金を支払う必要がある。お金は捜査が終われば返ってくる」などと言われ、13日から15日の間に3回にわたって合計400万円を指定された個人名義の口座に振り込みました。 その後、相手と連絡がとれなくなったことから福岡県警に電話で確認したところ、詐欺被害にあっているといわれ、警察に被害を届出ました。 警察は捜査機関をかたった電話詐欺を見破るポイントとして ▽警察官が国際電話番号で電話をかけ、関係のない個人名義の口座に調査名目などで現金の振り込みを要求することはない ▽警察官をかたった不審な電話を受けた場合は、いったん電話を切り、名乗った警察署または最寄りの警察署に電話して確認すること などを挙げ、注意を呼び掛けています。

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