店長として勤務していた居酒屋で売上金を横領したとして、兵庫県警生田署は21日、業務上横領の疑いで無職の男(39)=神戸市中央区=を再逮捕した。 再逮捕容疑は、2023年11月9日ごろ~2024年5月31日ごろまでの間、店長として勤務していた同区北長狭通1の居酒屋で売上金計約77万円を横領した疑い。調べに「これは私が横領した金額のごく一部です」と容疑を認めているという。 同署によると、男は現金で受け取った売上金をクレジットカードによる支払いとうそをつき横領していたという。同店の運営会社を担当する税理士が、クレジットカード払いとして登録されている金額とカードの決済代行会社から支払われている金額に約730万円の差額があることに気づき、事件が発覚。同店オーナーの女性(53)が8月、「うちの店長が700万円以上を横領している」と同署に相談していたという。男は8月末に解雇された。 男は同店のウイスキーを持ち出し、買い取りショップに売って横領したとして、8月29日と9月19日に業務上横領の疑いで逮捕されていた。