日高町議の芝氏が出馬表明 和歌山県議選の補選で出馬表明2人目

欠員(1)に伴う和歌山県議選日高郡選挙区の補欠選(23日告示、6月1日投開票)に向け、日高町議で会社役員の芝充彦氏(53)=日高町高家=が9日、無所属で出馬する意向を表明した。補欠選への出馬表明は、同じく無所属で、まちおこし団体代表の岩永淳志氏(26)=美浜町三尾=に続いて2人目。 芝氏は9日に地元で記者会見を開いた。「長年にわたり地元出身の県議が維持してきた議席を、なんとかして自分が守らなければならないと使命を感じた」と、出馬の動機について語った。 立候補の意思を固めたのは7日で、それまでは迷いもあったとした上で「出馬を決めたからには全身全霊で臨みたい」と決意を口にした。 政策は、日高町議として11年間務めた中で直面した課題から、防災と教育に注力すると強調した。 防災面では「必ず発生するとされる巨大地震に、少しでも被害を減らせる対策をする」と語り、防災に関する地域間の連携を強化させる施策が必要だと指摘した。教育面では「デジタル化の時代にも、相手との対話を大切にする教育を」と語った。 最後に「日高の幸せが和歌山全体の幸せにつながる」と、県政への意欲を述べた。 芝氏は御坊市出身。御坊商工高校(現紀央館高校)卒業。2014年に日高町議に初当選した。現在4期目。 ◇ 補欠選は、日高郡選出の県議(当時)が、県工事の入札情報漏えい事件で逮捕され、罰金刑を受けて同12月に辞職。定数3のうち1人欠員となった。

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