東京・立川“小学校侵入”事件 危機意識を新たに…県内の学校も対策・福島

全国でもお伝えしている東京・立川市の小学校に侵入し、教員を殴ったとして男2人が逮捕された事件についてです。 一報を聞いた時自分の子どもが通う学校で起きたらと不安に思った方も多かったと思います。 今回の事件で逮捕された男らは保護者の知人ということですが、不審者の侵入を防ぐための対策や万が一、侵入してしまった場合の対応について須賀川市の小学校を取材しました。 8日東京・立川市の小学校で起きた事件。 40代と20代の男2人が授業中の教室に侵入。 担任ら5人を殴るなどの暴行を加えた疑いで警視庁に現行犯逮捕されました。 男らは、この学校に通う児童の母親の知人だと言います。 教室に児童がいる中で起きた今回の事件。 須賀川市の小学校は… ■福島県須賀川市立第三小学校校長 森藤 雅之さん 「本校でも起こりうることだなと感じました。こちらのボタンが各教室、廊下にあるボタンで、これを押すと不審者侵入を知らせる放送がなるようになっています」 また、校門は、児童の登下校時以外は施錠し門から玄関までは職員室から目が届くような作りにしていて職員室の入口すぐには「さすまた」が備えられています。 不審者を立ち入らせない、そして…仮に侵入してしまった場合でも児童たちを守るための工夫です。 さらに、登下校時には地域の人と連携し児童たちの見守りも行っています。 それでも、万が一の事態は突然襲ってくるもの。 事件を受け、小学校でも危機意識を新たにしています。 ■福島県須賀川市立第三小学校 校長 森藤 雅之さん 「不審者が侵入した場合のマニュアルがあるんですが、本当にこの通りでいいのかな、この防犯体制でいいのかな、ということを再確認する必要があると感じました」 今回の事件を受け、職員たちで再度マニュアルを確認した上でそのマニュアルも現状に合わせて手直しすることを考えています。 ■福島県須賀川市立第三小学校 校長 森藤 雅之さん 「子どもに対しては、子どもがきょう全員集まる機会があったので、教頭のほうから、とにかく先生の話を聞いて命を守りなさいという話をしました。今回の不幸な事件を、機会ととらえて再度意識を高めていきたいと思っています」

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