中国籍の3人を逮捕、スーツケースの中に天然記念物のヤドカリ数千匹 奄美大島

(CNN) 日本の奄美大島で、国の天然記念物に指定されているオカヤドカリ数千匹をスーツケースに入れて所持していたとして、中国籍の男3人が7日に鹿児島県警に逮捕された。 逮捕されたのは24歳、26歳、27歳の3人で、6個のスーツケースから約160キロの生きたヤドカリが見つかったという。 警察によると、奄美市内のホテルの従業員が預かったスーツケースから音がするとして不審に思い、当局に通報したことがきっかけだった。 警察官がホテルに駆け付けて調べたところ、オカヤドカリがスーツケースに詰め込まれているのを発見した。3人はホテルに戻ってきたところ、適切な許可なくオカヤドカリを所持していたとして文化財保護法違反の疑いで逮捕された。 3人がオカヤドカリを所持していた理由は分かっていない。 警察はCNNの取材に対し、押収されたオカヤドカリは文化的、科学的価値が高いことから日本の「国の天然記念物」に指定されており、法律で保護されていると述べた。 奄美群島は多様な固有の動植物が生息する観光地として知られている。

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