「結束バンドで縛って被害届取り下げろと」“最後のSOS”届かず 川崎20歳女性死亡 ストーカー相談も警察「事件性なし」専門家も唖然【サンデーモーニング】

川崎市の住宅で、20歳の女性が遺体で見つかった事件。遺族は警察に「ストーカー被害を相談していた」としていて、助けられた命だったのでは、との声もあがっています。 ■“ストーカ-訴え”20歳女性の死 警察の対応は… 10日夜、川崎市で執り行われた岡崎彩咲陽さんの通夜。20歳の若さで亡くなった命は、救えなかったのでしょうか。 遺体が見つかったのは、元交際相手の白井秀征容疑者の自宅。 白井容疑者が逮捕された日、岡崎さんが助けを求めていた警察署には、遺族や知人らが集まっていました。 署内で警察官に詰め寄る人たち、怒号も飛び交います。 「警察の捜査に問題があった」という主張、岡崎さんの父親はーー 岡崎さんの父親 「腹が立ってしょうがないですね」 「捜査の方法が間違っているから、娘は死んだと思っているんで、自分は」 岡崎さんは、行方不明となった2024年12月20日の朝、警察に電話をしていました。 岡崎さんの親族 「送信履歴を携帯会社からもらったときに、一番最後に電話をしたのが、臨港警察署。それが最後のSOS」 そして、岡崎さんが避難していた祖母の家の窓ガラスが割れていたことも、その2日後に分かりました。 ■「この写真見て、事件性ないと思いますか?」親族の訴えは・・・ 岡崎さんの父親 「この写真見て、事件性ないと思いますか?カーテンを開けたら、窓が開いてて見たらガラスが割れていた。それで警察に電話したんです。警察も来て、それ(現場の状況)を確認しているんです」 遺族は「白井容疑者が侵入して、岡崎さんを連れ去ったのでは」と疑いましたが、警察からは“事件性がない”という趣旨の説明を受けたといいます。 警察は12月22日に、白井容疑者の自宅を訪ね、任意で事情を聴きましたが、強制捜査には至らないまま約1か月近くが経過。 1月中旬には、白井容疑者の親族から「白井容疑者が殺したかもしれない」という証言があったことも分かりました。しかし警察は当時、それも“具体性がない”と判断したといいます。

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