財務省職員になりすまし、山口市の70代の男性から現金1900万円をだまし取ったとして、山口県警山口署は11日、東京都の自称・建設業の男(35)を詐欺の疑いで逮捕しました。 警察によりますと今年3月、何者かが新宿署の警察官や東京地検の検察官になりすまし、山口市の70代の男性にSNSのメッセージや通話で、「あなた名義の携帯電話が犯罪に使用されていて、あなたの口座に犯罪の被害金が流れている疑いがある」「金を預かる必要がある」と男性にうそをいいました。 男は、何者かと共謀して財務省職員になりすまし、男性と山口市内の路上で待ち合わせをして、現金1900万円をだまし取った疑いが持たれています。 調べに対し男は「身に覚えがありません」と容疑を否認しています。 男は今年4月にも同じ男性から現金約1600万円をだまし取った疑いで逮捕されています。 警察は男を受け子とみていて、余罪なども含め捜査しています。