不動産投資会社「レーサム」創業者の田中剛元会長が、都内のホテルで覚醒剤などを所持したとして12日、逮捕されたことが分かりました。 麻薬取締法違反と覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕されたのは、不動産投資会社「レーサム」創業者で元会長の田中剛容疑者(60)です。 捜査関係者によりますと、田中元会長は去年6月24日、東京・千代田区大手町のホテルの一室で、奥本美穂容疑者(32)と共にコカイン約0.859グラムと覚醒剤約0.208グラムを所持した疑いがもたれています。 当時、田中元会長と奥本容疑者はホテル内でトラブルになって警察官が駆けつけていて、その後、部屋の中を捜査したところ、ベッド付近でコカインや覚醒剤3袋が見つかったということです。 田中元会長はトラブルになった後、関東の病院にいましたが、12日、逮捕されました。 警視庁は、当時の状況などについて詳しく調べています。 また、田中元会長を巡っては去年、女子大学生との薬物や性的暴行を巡るトラブルが一部で報道されていて、去年8月には女子大学生側が性的強要によって心的外傷後ストレス障害(PTSD)などになったとして告訴状を提出し、警視庁が不同意性交致傷容疑で捜査していました。