LINEでニセ警察手帳と逮捕状 30歳代の女性が「逮捕免れる」と暗号資産を購入させられ140万円だまし取られる被害に

三沢警察署によりますと、5月7日、青森県内に居住する30歳代の女性のスマートフォンに着信があり、警視庁の警察官を名乗る男から ・山口県警がマネーロンダリングの犯人を逮捕した。 ・犯人があなた名義の銀行口座を使用していた。 ・LINE通話で取調べをする。 などと言われ、LINEアカウント「山口特別捜査室」を友だち登録しました。 その後、LINEのビデオ通話で山口県警刑事課のタカハシを名乗る男から警察手帳を見せられたり、メッセージで逮捕状の画像を見せられた上で、 ・あなた名義の銀行口座にあった9,000万円が暗号資産に流出しているので、犯人ではないことを証明するために、暗号資産をやっていないか調べる必要がある。 などと言われ、更にビデオ通話を代わった検察官を名乗る男から ・暗号資産を購入後、暗号資産の流れに不審点がなければ逮捕を免れることができる。 などと言われました。 女性は検察官を名乗る男から指示を受けながら、LINEの画面共有機能を、利用して、暗号資産取引所アプリ「bitbank」と暗号資産管理アプリ「imToken」でアカウント開設し、5月7日と8日2回にわたり、自宅からインターネットを通じ、時価合計140万円相当の暗号資産トロン(TRX)を購入後、「imToken」の指定アドレスに送信しました。 しかし送信後、男たちとの連絡が途絶えたことから、詐欺の被害に気付いたということです。 警察はLINEを使用した事情聴取や逮捕状、警察手帳の提示のほか、現金の振込を指示したり金品等を要求することは絶対にないとして注意を呼びかけています。

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