覚せい剤を服用して事故を起こし、相手にケガさせたのに車を放置して逃げたか 危険運転傷害などの疑いで男を再逮捕 広島

広島市の市道で4月、覚せい剤を服用して車を運転し、ほかの乗用車に追突する事故を起こして相手にけがをさせたのに逃げたとして、男が再逮捕されました。 危険運転傷害と道路交通法違反の疑いで再逮捕されたのは、府中町山田に住む自営業の男(33)です。 警察によりますと、男は4月19日午後9時15分ごろ、広島市東区牛田本町の市道で、覚せい剤を服用して軽バンを運転中、赤信号で止まっていた乗用車に追突して2人にけがをさせたのに、救護など必要な措置をとらずに軽バンを放置して逃げた疑いがもたれています。 警察の調べに対し男は「弁護士が来るまで何も話したくありません」と話しているということです。 目撃者からの110番通報で事故が発覚。追突された乗用車に乗っていた病院職員の女性(48)と会社員の男性(21)は、首を捻挫するなどのけがをしました。 男は翌20日、広島東署に出頭し「事故の当事者は自分だ」という趣旨の話をしたということです。警察が男に尿検査をしたところ、男から覚せい剤の反応がみられたため、21日、覚せい剤取締法違反の疑いで男は緊急逮捕されていました。 防犯カメラなどの捜査から男が事故直前に逆走やスピード違反をしていることがわかったということで、警察は、覚せい剤の影響で正常な運転が困難な状態だったとみて、事件のいきさつを調べています。

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