旅行券を売ると偽り、代金をだまし取ったとして、兵庫県警葺合署は１２日、詐欺の疑いで、住所不定の自称人材紹介業経営の男（５１）を逮捕した。署の調べに、代金を受け取ったことは認める一方、「（売る予定の）旅行券を手に入れる予定でしたがボツになりました」などと話しているという。 逮捕容疑は、フェイスブックで知り合った会社員の男性（５３）に「９０万円分の旅行券を６０万円で譲る」と持ちかけ、２０２３年１１～１２月、３回にわたって男の口座に計６０万円を振り込ませた疑い。 署によると、男性は男とＬＩＮＥ（ライン）でやりとりをしていた。送金後に連絡がとれなくなり、２４年２月に署に相談したという。