資産家の一族と偽り「親族ともめていて解決金が必要」などと嘘をついて、40代女性から現金3010万円をだまし取ったとして、無職の41歳の男が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは住所不定・無職の男(41)です。警察によりますと、男は2022年4月6日から14日にかけて、東京都港区に住む40代女性に対し「親族ともめている」「解決金が必要だ」「必ず返すから金を貸してくれ」などと嘘をつき、男の知人名義の口座に合わせて3010万円を振り込ませた疑いが持たれています。 男は偽名を使って資産家の一族と名乗り、婚活アプリを通じて当時宮城県内に住んでいた女性と知り合い、婚約していました。警察の調べに対し、男は「だまし取ったことに間違いありません」などと話し、容疑を認めているということです。 警察によりますと、男はこの女性から合計1億4000万円以上をだまし取ったとみられ、余罪について詳しく調べています。 男は別の女性に対する詐欺の疑いでも警視庁と岐阜県警に逮捕されていて、被害総額は約4億円に上るとみられています。