いわゆる上位被疑者とみられる男も逮捕されている特殊詐欺グループ。裁判で、このグループ内の受け子など3人に判決が言い渡されました。 先月逮捕された茨城県の会社役員・志村龍人容疑者(26)。ある特殊詐欺グループで幹部からの指示を受け子などに伝え管理する上位被疑者とみられています。 その受け子としての詐欺などの罪に問われた裁判で、13日判決が言い渡されたのは、いずれも茨城県に住む月舘慎司被告(23)森谷陸被告(24)植木優哉被告(25)です。 これまでの裁判で明らかになっているのは、元々は誰も、志村容疑者と面識がなかったにもかかわらず、月舘被告が、地元の先輩とされる人物を介して、志村容疑者から連絡を受けたことをきっかけに、詐欺に加担していったということです。 検察側は、3人に対し懲役2年6カ月から懲役6年を求刑。一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めていました。長野地裁は「計画的で卑劣な犯行である」などとして、月舘被告(23)に懲役4年6カ月と罰金30万円、森谷被告(24)と植木被告(25)には懲役2年6カ月の判決を言い渡しました。 弁護士によると月舘被告と植木被告は控訴しない見込みで森谷被告については、本人に確認できていないということです。