SNSアプリを使ってうそのメッセージを送信し、鹿児島市の40代の男性から現金880万円をだまし取ったとして名古屋市の男(55)が逮捕されました。 詐欺の疑いで逮捕されたのは、名古屋市の無職、古賀稔幸容疑者55歳です。 警察によりますと、古賀容疑者は2024年8月、何者かと共謀し、鹿児島市の40代の男性に、原油の先物取引に必要な現金を両替業者に渡すよう、SNSアプリを使ってうそのメッセージを送信。その後、両替業者になりすまし、男性から現金880万円をだまし取った疑いがもたれています。 古賀容疑者は「現金をだまし取ったことはまちがいない」と容疑を認めているということです。 古賀容疑者と男性に面識はなく、鹿児島市内の男性の勤務先の近くで現金を受け取る際に、初めて会ったということです。その後、さらに現金を要求された男性が不審に思い、警察に被害届を提出したことで発覚しました。 古賀容疑者は2025年1月と2月に詐欺と詐欺未遂の罪で福岡県で逮捕・起訴され、勾留中でした。 警察は古賀容疑者がいわゆる「受け子」とみて共犯者などについても捜査しています。