シンガポール出身のナズリ・ナシル氏が甲府アシスタントコーチに就任「私が指導者として来日したのは…」

ヴァンフォーレ甲府は15日、シンガポール出身のナズリ・ナシル氏(54)がトップチームのアシスタントコーチに就任することを発表した。仙波巧氏(24)を専属の通訳としてスタッフ登録したことも併せて報告している。 クラブは今回の経緯に関し、公式サイトで「シンガポール政府・文化社会青年省(Ministry of Culture, Community and Youth of Government of Singapore)の法定機関である『スポーツシンガポール(SportSG)』と覚書を締結し、当該機関直下でサッカーの水準向上を推進する国家プロジェクト『Unleash the Roar!(以下、UTR!)』から、ナズリ ナシル氏をトップチームのアシスタントコーチとして登録することとなりました」と伝えた。 以下、クラブ発表プロフィール&コメント ●ナズリ・ナシル (NAZRI NASIR) ■生年月日 1971年1月17日(54歳) ■出身地 シンガポール ■選手歴 ジュロン・タウンFC-バレスティア・ユナイテッドFC-シンガポール警察-シンガポールFA-センバワン・レンジャーズFC-SAFFC-タンピネス・ローバースFC ※全てシンガポール ■代表歴 シンガポール代表(1990年~2004年) ■指導歴 2012年~2013年:シンガポールU-16&U-18代表監督 2014年~2015年:シンガポール・ライオンズXI(マレーシアリーグ)ヘッドコーチ 2016年:U-16代表監督 2017年~2018年:シンガポールU-20代表(ヤング・ライオンズ)ヘッドコーチ 2019年~2023年:シンガポール代表ヘッドコーチ 2019年3月~5月:シンガポール代表監督 2022年3月~5月:シンガポール代表監督 2023年~2025年2月:シンガポール U-23代表(ヤング・ライオンズ)監督 ■コメント 「ヴァンフォーレ甲府のサポーター、クラブ関係者の皆さま、こんにちは。 この場をお借りして、このような機会を与えてくださったヴァンフォーレ甲府に感謝申し上げます。 私がヴァンフォーレ甲府に指導者として来日したのは、規律、戦術的理解力、選手育成を重視する環境の中で学ぶ貴重な機会をいただけることになったからです。日本のサッカーは技術的な正確さと、強い主体性を持つことで知られており、私はヴァンフォーレ甲府のコーチ陣がどのようにトレーニングを構成し、若い才能を育成し、結束力のあるチームを作り上げているのかを学びたいと思っています。この経験は、私のコーチング知識やメソッドを高めることだけでなく、コーチングにおいて新たな視点に触れることになるでしょう。 そして、ヴァンフォーレ甲府とシンガポールが有意義な関係を築き上げ、共に発展していけますことを祈念しております。」

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