トランプ政権2期目にも北朝鮮旅行禁止方針を維持…9年連続で毎年延長

米政府が自国民の北朝鮮旅行禁止措置をさらに1年延長することを決めた。米国のパスポートを利用した北朝鮮旅行禁止措置は9年間続いている。 米国務省は14日(現地時間)、官報を通じて別途の許可を得ない限り、米国のパスポートで北朝鮮を訪問(経由を含む)できないようにした措置(8月31日満了予定)を2026年8月31日まで延長すると公表した。米国のパスポートを利用して北朝鮮を旅行することに対する9年連続の禁止だ。 官報によると、マルコ・ルビオ国務長官は先月21日、このような決定を公式に承認した。 国務省は「(北朝鮮で)米国市民と国籍者が逮捕され、長期拘禁される深刻な危険が続いており、これは米国人の身体的安全に直ちに危険になると判断する」と北朝鮮旅行禁止延長の背景を説明した。 旅行禁止延長措置によって、米国のパスポート所持者は国務省の特別承認を得なければ北朝鮮の旅行ができない。特別承認は人道主義的な目的やマスコミの報道など制限的な状況でのみ可能だと国務省は説明した。 米国の北朝鮮旅行禁止措置は2017年6月、米国人大学生オットー・ワームビア氏が北朝鮮に抑留され昏睡状態で送還されたが、一週間後に死亡した事件を契機に導入された。その後、同年9月から施行され、毎年延長してきた。 1月に発足したトランプ第2期行政府でも従来の措置を維持するという方針を再確認した。

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