“恐怖のけん引劇“が米高速道路で発生。故障車が激しく蛇行「なぜ後ろから…?」「ワイスピみたい」

「こんな光景ありえない」。アメリカ・テキサス州の高速道路で起きた、故障車をけん引する映像がソーシャルメディアで拡散した。 地元テレビ局KTRKによると、5月12日午後に青いサーブのセダンが故障し、ロードサービスを頼む費用がなかった運転手がガールフレンドを呼んで、チェーンを使って車を移動させようとした。 ところが、けん引中にサーブ車の車軸(左右のタイヤをつなぐ軸)が折れてしまうトラブルが発生。サーブ車は高速道路の車線をはみ出し、右へ左へと激しく蛇行しながら引っ張られたという。 現場を目撃したケン・コリンズさんは、「タイヤが破裂した時に“ギギギ”って音がして、完全に制御を失っていました。とにかくすごい蛇行でした」と地元テレビ局KHOUに語っている。 TikTokやXには、オフィスビルや高速道路上で撮影された暴走の映像が投稿されている。 コリンズさんは、2台の車は側道で停車し、前を走っていたSUVから女性が、青いサーブ車から男性が降りてきたと証言している。 「ケンカでも始まるかと思いましたよ。男性が女性に怒鳴ってて、車のボンネット叩いたりしていました」 「女性は話をしようとしていましたが、男性は全く聞く耳を持たない様子で『お前が俺の車をぶっ壊したんだ!』と怒鳴っていました」 コリンズさんは「なぜ後ろから引っ張ってたのかわからない」とも述べている。 「普通、車をチェーンでけん引するなら前から引くはず。なんで後ろから引っ張ったんでしょう。しかも高速道路ですよ?」 この“恐怖のけん引劇”を間近で見た別の目撃者デヴィッド・チャイレズさんは、「まるで『ワイルド・スピード』のワンシーンみたいだった。完全に無謀だし、危険すぎる」とKTRKに語った。 チャイレズさんは、SUVを運転していた女性は笑っていたとも述べ「こんな光景、ありえない」と振り返っている。 KTRKによると、けん引による交通トラブルが発生したものの、ドライバーは2人とも警察に違反切符を切られなかった。ただし男性は、ジョージア州で出されていた令状により逮捕されたと報じられている。

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