殺人の疑いで再逮捕されたのは宮城県岩沼市土ケ崎の無職・佐藤蓮真容疑者(21)。 警察によると佐藤容疑者は4月12日午後7時45分頃から午後8時10分頃までの間に、岩沼市下野郷の海岸で仙台市の保育士・行仕由佳さん(35)の遺体を遺棄した疑いですでに逮捕されていたが、警察は現場に残されていた血液と行仕さんのDNAが一致したことや佐藤容疑者の携帯電話の解析などから、今回、遺棄された現場の防波堤上で行仕さんの胸などを複数回突き刺し、殺害したとして再逮捕した。 行仕さんの胸には複数の刺し傷があり、捜査関係者によると傷の一部は心臓に達するほどの深さだったことがわかっている。 警察によると佐藤容疑者はこれまで容疑について「行仕さんを自分の車に乗せ海岸に2人で行ったが犯行には及んでいない」と否認していたが、現在は黙秘しているという。 また殺害につかわれた凶器とみられるものが岩沼市内の公園でみつかっていて現在鑑定が進められているほか、佐藤容疑者の自宅からは行仕さんの財布がみつかっている。 2人は去年の秋ごろにSNSを通じて知人関係になったとみられていて、警察が殺害に至った経緯などについて追及している。