北九州市のマンションでサイコロを使った賭博をさせ利益を得ようとしたなどとして、警察は工藤会傘下組織の幹部の男を現行犯逮捕しました。 16日に逮捕されたのは、特定危険指定暴力団・工藤会の傘下組織の幹部原勝俊容疑者(54)です。 警察によりますと、原容疑者は16日午後9時半ごろ、北九州市小倉北区のマンションで客に「タブサイ」と呼ばれるサイコロ賭博をさせて利益を得ようとした疑いです。 その場にいた建設会社社長の男ら4人も、賭博場を開く手助けをした疑いや賭博をした疑いで逮捕されました。 警察は5人の認否を明らかにしていませんが、原容疑者が週に1回ほど賭博場を開き、一晩で100万円以上の利益を得ていたとみています。 児玉悠一朗記者「こちらが押収された賭けの道具です。容疑者らはちゃぶ台にすり鉢を埋め込んだ 手作り台にサイコロを投げ、出た目で勝ち負けを決めて賭けをしていました」 警察は賭博の利益が工藤会の資金源になっていた可能性があるとみて、詳しく調べています。