小学生の列に…児童4人“ひき逃げ”中国籍の男を逮捕 埼玉・三郷市【バンキシャ!】

今月14日、埼玉県三郷市で小学生が車にひき逃げされ4人がケガをした事件で、車を運転し、現場から逃走していた42歳の中国籍の男が逮捕されました。警察の調べに、男が話した内容は…。(真相報道バンキシャ!) ◇ 18日午前8時半すぎ、捜査員に連れられて歩く坊主頭の男。過失運転致傷とひき逃げの疑いで逮捕された中国籍の解体工・鄧洪鵬容疑者(42)だ。マスクにジャケット姿で、警察署に出頭した。 今月14日、埼玉県三郷市で発生したひき逃げ事件。小学6年生の男子児童4人がケガをした。しかし…。 事故を目撃した小学生 「(車の人が)『ごめんね』と言ってて、『ここは邪魔だから違う場所に行くね』とそのまま逃げちゃって」 鄧容疑者は、小学生らに向かって謝るような様子を見せると、現場から逃走。事件翌日の15日には、鄧容疑者の車が2キロほど離れた駐車場で発見されていたが、逮捕には至っていなかった。そして、事件から4日となる18日…。 鄧容疑者 「事故を起こしたので出頭した」 その後、事情聴取が行われ、逮捕された。鄧容疑者は、警察の調べに対し、「ぶつかった事は間違いないが、相手が大丈夫だと言っていたので、その場から離れただけ」と、ひき逃げの容疑については否認しているという。 現場から北に2.5キロほど離れた三郷市内の団地に住んでいた鄧容疑者。バンキシャ!は、鄧容疑者を知る住人に話を聞くことができた。 鄧容疑者を知る人 「特徴的だったのが、(部屋の)窓をあけて、大きめのボリュームで話をしていた」 他の住人も「直近で見たのは、1週間ぐらい前」「よく大きな声で騒いでいて」「きのうもすごいうるさくて。夜中の2時半ぐらい」と話す。 鄧容疑者は、1か月ほど前に引っ越してきたという。 ──何人暮らし? 鄧容疑者を知る人 「2人か3人ぐらい。引っ越しの時に見たのは5〜6人ぐらいが入っていた」 「SUVみたいな車は見たことがあって」 「私そこに(車)止めているので、前に止められていて出るときに話しかけた」 ──その時の対応? 「普通によかった。『ごめんなさい』みたいな」 ──手を合わせて? 「『ごめんなさい』と」 「『ごめんなさい』がすごい上手だった」 「風貌は怖いけど、礼儀正しい方なんだと」 出頭のおよそ2時間半後、再び姿を見せた鄧容疑者。車に乗せられ、ひき逃げ事件の現場へ向かった。事故現場は画像の手前のあたり。鄧容疑者は事件当時、画像の手前に向かって進んでいたとみられる。 車の中から事件現場を確認する様子が。車から降りることなく、3分ほどで現場から去って行った。 元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏は、「誰かがかくまっていたとすれば、出頭したらいいのかなって説得したかもしれません。もう逃げきれないと思ったから出頭したのかもしれない」と話す。 では、今後の捜査のポイントについて、元神奈川県警の鳴海氏は「事故はなぜ起こったのか。前方不注視か、アルコールの影響で正常な運転ができなかったのか。その辺のポイントもあります」という。 「あとはなぜこの通報しなかったのか。なぜ逃げたのか。逃げた後に、自分はどんな行動をとったのかを詰めていかなきゃいけない」 子供4人がケガをした事件。警察は事件の経緯などを詳しく調べる方針だ。 (5月18日放送『真相報道バンキシャ!』より)

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