大商大7連覇達成 監督逮捕乗り越え常勝不変、今秋候補の鈴木が2日連続完投で全国切符

◇関西六大学春季リーグ最終節2回戦 大商大―大経大(2025年5月20日 GOSANDO南港野球場) 関西六大学の春季リーグ最終節2回戦が20日に行われ、大商大が大経大を下して7季連続28度目(旧リーグ含む)の優勝を飾った。これにより全日本大学野球選手権(6月9日開幕、神宮ほか)に8大会連続15度目の出場権を得た。 今秋ドラフト候補に挙がる横手投げ右腕の鈴木豪太(4年)が2日連続の完投勝利で全国切符を手にした。 完封した1回戦に続く2日連続の先発登板。許した失点は5回の適時打のみで1失点完投勝利を挙げた。 打線は、同点に追いつかれた直後の5回に2死一、二塁で「3番・左翼」の山口滉起(3年)が中前へ決勝の勝ち越し打を放って援護した。 監督を務めていた冨山陽一氏が4月21日に道路運送車両法違反で逮捕。選手たちは不祥事を乗り越え、連盟最長を更新する7季連続優勝を果たした。 ◇鈴木 豪太(すずき・ごうた)2003年(平15)1月31日生まれ、滋賀県長浜市出身の22歳。小2から浅井西スポーツ少年団で野球を始め、中学では彦根JBoysに所属して捕手を務める。東海大静岡翔洋(静岡)では1年夏に背番号19でベンチ入りし、2年秋から背番号1。大商大では1年春の全日本大学選手権で公式戦初登板し、リーグ戦通算7勝。50メートル走6秒7、遠投105メートル。1メートル75、84キロ。右投げ右打ち。

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