大阪府内のマンションの一室で1歳の男の子が暴行を受け死亡した事件で、警察は男の子の母親の交際相手である26歳の男を傷害致死の疑いで逮捕しました。男は調べに対し、「お腹あたりを右手の手のひらで押しのけた。私が押しのけた行為が原因とは思えません」と容疑を否認しているということです。 傷害致死の疑いで逮捕されたのは、母親の交際相手で無職の長谷川廉斗容疑者(26)です。 長谷川容疑者は今月6日午後4時ごろから午後5時ごろまでの間、大阪府内に住む交際相手の1歳の息子・西村結翔ちゃんに暴行を加え、死亡させた疑いがもたれています。 事件をめぐっては、10月7日正午ごろ、大阪府内に住む西村結翔ちゃん(1)が自宅の寝室で、息をしていないのを20代の母親が見つけ、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。 司法解剖の結果、結翔ちゃんは暴行を受け小腸が断裂するなどして7日午前10時ごろに死亡していたとみられています。 母親は警察に対し、結翔ちゃんが「前日の午後10時ごろから寝室でずっと寝ていた」と話し、警察は母親と交際相手だった長谷川容疑者から任意で事情を聞いていましたが、長谷川容疑者が6日の午後4時ごろから5時ごろの「母親がいないときに暴行を加えた」と話したことなどから、長谷川容疑者の犯行と特定したということです。 長谷川容疑者は警察の調べに対し、「ラーメンの汁を結翔ちゃんがこぼし、立っていた結翔ちゃんが滑らないようにお腹あたりを右手の手のひらで押しのけた。結翔ちゃんが亡くなったことは事実ですが私が押しのけた行為が原因とは思えません」と容疑を否認しているということです。 警察が事件当時の詳しいいきさつを調べています。