偽の予約で暴力団員をホテルに宿泊させたとして、県警は20日、指定暴力団旭琉會2代目会長の容疑者(70)=沖縄市=と、北谷町漁業協同組合組合長で67歳の容疑者=北谷町、妻で52歳の容疑者(52)=同=の3人を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。 県警組織犯罪対策課によると、3人は2023年3〜4月、宿泊約款で暴力団員の拒否を明記している北谷町内のホテルに、組合長夫婦を宿泊者とする偽の情報で予約し、旭琉會会長と関係がある県外の暴力団関係者を2泊3日させた疑いがある。 旭琉會会長が夫婦に予約の手続きを依頼し、ホテルのホームページから宿泊を申し込んだとみている。県警は3人の認否を明らかにしていない。 北谷町漁業協同組合は取材に対し「組合長の逮捕について聞いておらず、まだ話せることはない」とした。