「会社のお金が合わない」菓子製造会社から3億9000万円を横領か 元経理担当者の61歳男を逮捕=静岡県警

静岡県沼津市にある菓子製造会社の口座から現金約3億9,000万円を横領した疑いで元経理担当者の男が逮捕されました。男は10年以上会社に勤めていて、店の売上金の管理や口座の管理といった経理業務の全般を1人で担っていたとみられています。 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、兵庫県西宮市に住む警備員の男(61)です。警察によりますとは、男は2024年4月から11月までの間、静岡県沼津市の菓子製造会社の複数の口座から、20回以上にわたって、ネットバンキングを利用し、現金合計約3億9,000万円を自身の口座に送金し、横領した疑いが持たれています。 男は2011年から菓子製造会社で勤務していて、犯行当時は総務課長として、店の売上金の管理や口座の管理といった経理業務を1人で担っていたとみられています。送金した先の個人口座には横領したお金がまったく残っていませんでした。 2024年11月に菓子製造会社の関係者から「会社のお金が合わない」などと警察に相談があったことで事件が発覚しました。男はすでに退社しています。 警察の調べに対し、男は「間違いありません」と容疑を認めているということで、警察は横領した金の使い道や共犯者がいるかどうかなど、詳しい犯行の状況を調べています。

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