広島県の通信制高校に通う1年生の女子生徒が教室で同級生3人を刃物で刺したとして逮捕。入学から1か月あまりの間に何があったのでしょうか。 21日午後6時半ごろ、警察署から女子高校生とみられる人物が移送されました。このおよそ8時間前に入っていた通報が… 「女子生徒1人がナイフで女子生徒3人を切りつけた」 広島県福山市にある通信制の「おおぞら高校」で、女子生徒3人が同級生に刺される事件がありました。 同じ学校の生徒 「2階の1年生の教室で刺された。声はしてない、無言で切ったのでは」 当時は休憩時間で、教室には20人ほどがいました。ここで、生徒3人が同級生に包丁のような刃物で左肩や背中、右腕付近を刺されたのです。病院に運ばれましたが、全員会話はできるということで、命に別状はありません。 刃物を持った女子生徒は、学校の職員が取り押さえ駆け付けた警察官が殺人未遂の疑いで逮捕しました。 高校の関係者 「近くにいた職員が駆け付けたところ、加害生徒が刃物を持って、ぼうぜんと立ち尽くしていた。授業もしっかり受けている生徒」 「友達を作りたいと。学校生活を楽しめたらという、強めの思いをもっていたのでは」 逮捕された生徒は「殺してやろうと思って刺すなどした」と容疑を認めています。 被害者も加害者も新入生。何かトラブルはあったのでしょうか? 高校の関係者 「この1か月で、ある程度知り合いになった。我々で把握している事実も当然あるが、警察に捜査協力している段階なので差し控えたい」 警察は事件のいきさつを調べています。