相模原市緑区の自宅に父親の遺体を遺棄したとして神奈川県警は38歳の長男を逮捕しました。遺体は少なくとも死後3カ月経っているとみられています。 神奈川県警によりますと、死体遺棄の疑いで逮捕された38歳の長男は、相模原市緑区下九沢の自宅に同居していた71歳の父親の遺体を遺棄した疑いがもたれています。 21日午後4時すぎ、地域包括支援センターの職員から「父親と連絡が取れず、長男と自宅の前で待ち合わせをしていたが来ない。 異臭がする」などと相模原北署に通報がありました。 警察官が自宅を確認したところ、2階建て住宅の1階でベッドの上に仰向けの状態で横たわる父親の遺体が見つかったということです。 調べに対し長男は容疑を認めていて、「2月中旬ごろから反応がなく、葬儀をしないといけないと思ったが、どうしたらいいかわからずお金もなかったのでそのままにした」と話しているということです。 遺体は、長男の供述から少なくとも死後3カ月は経っているとみられていて、県警は司法解剖を行い事件のいきさつを詳しく調べています。