20日夜、北九州市小倉北区のアパートで息子が父親に包丁で切りつけられ死亡した事件で、逮捕された父親が「脅してやろうと思った」などと話していることがわかりました。 RKB 若松康志記者 「河野容疑者を乗せた車が警察署から出てきました。容疑は傷害致死に切り替えられ、これから身柄は検察庁に送られます」 22日午後、傷害致死の疑いで送検されたのは、無職の河野博行容疑者(58)です。 河野容疑者は20日午後9時半ごろ、小倉北区下富野のアパートで次男の河野成吾さん(30)の右腕を包丁で切りつけて死なせた疑いが持たれています。 成吾さんの死亡原因は出血性ショックでした。 その後の捜査関係者への取材で、父親の博行容疑者が当時の状況について、「脅してやろうと思った。もみあいになっているうちに血が出ていた」などと話していることがわかりました。 捜査関係者によりますと、博行容疑者の自宅を訪れた次男の成吾さんが博行容疑者の生活態度を注意したところ、口論になったということです。 事件は20日夜「息子が包丁で孫に切りかかった」と女性から警察に通報があり発覚しました。 現場にかけつけた警察官が血を流して倒れている成吾さんを発見。 病院に運ばれましたがまもなく死亡が確認されました。