休眠会社名義でスマホ購入容疑 3人逮捕、犯罪組織に譲渡か 警視庁

国内外の犯罪グループに譲渡するため、スマートフォンを不正に契約したとして、警視庁などの合同捜査本部は22日までに、詐欺容疑で、東京都足立区千住桜木の会社役員林明旺容疑者(37)と中国籍の女2人の計3人を再逮捕した。 いずれの認否も明らかにしていない。 同庁によると、3人は2022年1月~24年8月、スマホなど142回線を不正に契約し、国内外の犯罪グループに譲渡。同庁は、うち55回線が特殊詐欺や銀行への不正アクセスなどに使われたとみて調べる。 林容疑者はマネーロンダリング(資金洗浄)グループのトップとみられ、管理する休眠会社の名義でスマホを購入し、国内外の犯罪グループに渡していた。グループは特殊詐欺の被害金などのマネーロンダリング(資金洗浄)を請け負い、手数料を得ていたとみられる。休眠会社は買収するなどして入手していた。 逮捕容疑は22年1月~3月、自身の管理する会社で使用すると偽って、通信事業者からスマホ14台やSIMカード4枚をだまし取った疑い。

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