担当する入院患者の90代女性に暴行し、腕の骨を折るけがを負わせたとして、金沢東署は22日、傷害の疑いで金沢市鞁筒(つづみどう)町、看護師吉田武士容疑者(50)を逮捕した。金沢地検は23日、勾留請求せず、釈放した。今後、任意で調べる。 吉田看護師は、5日午後8時半ごろ、勤務する金沢市内の病院の個室で、車いすに乗っていた女性患者の両腕を背後からひねり上げ、左上腕骨頚(けい)部骨折のけがを負わせたとして、逮捕された。 署によると、「女性の態度に腹が立った」と容疑を認めている。当時、個室は女性患者と2人きりだった。吉田看護師から申告を受け、病院が8日に署に相談した。