線路内に大量の空き缶を投げ入れたとして、警視庁中野署は23日、住所不詳、東京福祉大1年、マハタラ・プラカシュ容疑者(25)=ネパール国籍=を往来危険と威力業務妨害の両容疑で逮捕したと発表した。 逮捕容疑は2024年12月5日午前0時15分ごろ、東京都中野区東中野2のJR総武線東中野―中野間の線路に、空き缶の入ったプラスチック製のコンテナ1個を投げ入れ、電車の運行を妨害したとしている。「覚えていない」と容疑を否認しているという。 警視庁によると、コンテナは線路沿いの道路にあるごみ集積所に置かれており、約7メートル下の線路に投げ入れられたとみられる。線路上にはペットボトルや空き缶などが100個以上も散乱していた。 マハタラ容疑者は当時、日本語学校生で現場付近に居住しており、自宅方面に歩いている様子が付近の防犯カメラに映っていた。 中央、総武、山手の各線で最大約30分の遅れが発生し、約5000人に影響が出たという。【菅健吾】