日本代表に1年3か月ぶりに復帰したマインツ所属のMF佐野海舟が23日、マネジメント事務所『UDN SPORTS』を通じて声明を発表した。 佐野は海外初挑戦となった今季、マインツで公式戦全試合に先発。ブンデスリーガ総走行距離でNo.1に輝くなど、圧倒的な存在感を見せた。その一方で昨夏、鹿島からマインツへの移籍が発表されたあと、昨年7月14日に不同意性交容疑で逮捕されていた。同29日に釈放、8月8日に不起訴処分となった後も日本代表では招集外が続いていた。 佐野はケガのため参加を辞退した昨年3月以来の代表復帰。メンバー発表会見では山本昌邦ナショナルチームダイレクターが①相手方との話し合いが成立したこと、②本人が深く反省していること、③不起訴処分という判断が検察から下されたことで刑事事件として終了したことの3点を示し、復帰に至った理由を説明した。 佐野海舟は声明の中で「色々な人にご迷惑をかけてしまった事、大変申し訳ございませんでした」と謝罪。今年2月には能登半島地震に対する100万円の寄付を行うなどの活動を行ってきたなか、「今後も自分のできる社会貢献活動などを継続させていただき、日々努力していきたいと思います」と伝えている。 ■佐野海舟コメント全文 「日本代表に選出していただき本当に嬉しく思います。サポーターやファンの皆様の前で、サッカー選手としてしっかりプレイできるように今後も努力を継続していきますし、全力で頑張ります。そして、色々な人にご迷惑をかけてしまった事、大変申し訳ございませんでした。サッカー以外の部分についても、今後も自分のできる社会貢献活動などを継続させていただき、日々努力していきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」