海田町公共工事めぐる贈収賄事件 契約金額は3年間で1800万円 2023年から大幅に増加

海田町が発注した公共工事の契約をめぐり町職員などが逮捕された贈収賄事件で、土木会社が受注した契約の金額は2022年度からの3年間で合わせておよそ1800万円にのぼり、警察は余罪を慎重に調べています。 12日朝、送検されたのは海田町・建設課の技師岡山光太郎容疑者(26)と、海田町の土木会社・社長安部真矢容疑者(39)です。 警察によりますと岡山容疑者はおととし1月から去年10月までの間、海田町が発注した町内の道路などに関する公共工事の随意契約で、安部容疑者の会社が有利になるように便宜を図り、その見返りに飲食店や性風俗店で8回にわたっておよそ12万円相当の接待を受けたほか現金8万円を受け取った疑いがもたれています。 警察は捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。 安部容疑者の会社が海田町から受注した契約は2022年度から3年間でおよそ40件、金額は1800万円にのぼり、接待が始まったとみられる2023年度以降は大幅に増加していたということです。 警察は余罪も含め事件の全容解明に向けて捜査を進めています。

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