偽の出会い系サイトで女性2人から現金約1100万円をだまし取る 詐欺グループの統括責任者の男を逮捕 グループでは88人が逮捕、被害は1万人以上か 警視庁

偽の副業サイトや出会い系サイトを運営し、これまでに詐欺グループの88人が逮捕された事件で、サイトに登録した女性2人から現金をだまし取ったとして、犯行グループを指揮していた「統括責任者」の男が逮捕されました。 逮捕された石垣勇輔容疑者(41)は、2021年2月から2022年7月までの間、運営する偽の出会い系サイトに登録した女性2人から男性と個人情報を交換するための料金などとして、あわせておよそ1100万円をだまし取った疑いがもたれています。 石垣容疑者らは女性に対し「金を払えば男性と個人情報を交換できる」などと現金を振り込ませ、更にその後も「電話番号が文字化けしているので解除プログラムを利用するための費用が必要だ」などと誘導し女性2人にあわせて40回、現金を振り込ませていたということです。 警視庁によりますと、石垣容疑者らの詐欺グループは「相談に乗るだけで報酬がもらえる」などとうたった偽の副業サイトや出会い系サイトを運営。 被害者をだます「打ち子」などをまとめる「運営部門」、被害者からのクレームに対応する「法務部門」、メンバーに報酬を支払う「経理部門」にわかれていて、石垣容疑者は3つの部門を統括する責任者だったということです。 このグループではすでに88人が逮捕され、うち85人が起訴されています。 被害者はおととし1月から去年5月までで1万人以上、被害額はおよそ53億円にのぼるとみて警視庁が詳しく調べています。

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