大町市が発注した工事を巡り、設計額に近い金額を業者に漏らしたとして市の職員が逮捕された事件で、警察は工事を落札した業者の男性2人を書類送検しました。 公契約関係競売入札妨害の疑いで27日に書類送検されたのは、神奈川県に本社を置く電気設備会社・信光実業の社長と大町支店の支店長です。 大町市が去年12月に発注した市立図書館の照明をLED化する工事の一般競争入札で起きた今回の事件では、設計額に近い金額を信光実業側に教えて落札させた疑いで、市職員の牛越秀仁容疑者が今月22日に逮捕されています。 2人は牛越容疑者から入札に関する情報を入手した疑いがもたれていて、落札価格は工事予定額の1284万円に近い、1260万円でした。 警察は2人から牛越容疑者に金銭の見返りがなかったかなどについて調べています。