去年12月、大町市の職員が市立図書館の照明工事の入札に関する情報を業者に漏らし落札させた事件で27日、警察は落札した業者の社長など男性2人を公契約関係競売入札妨害の疑いで書類送検しました。 公契約関係競売入札妨害の疑いで書類が送られたのは神奈川県藤沢市に本社を置く信光実業の男性社長と大町支店の男性支店長です。 この事件では当時、大町市教育委員会スポーツ課の課長だった牛越秀仁容疑者57歳が同じ容疑で逮捕・送検されています。 牛越容疑者は去年12月、大町市が市立図書館の照明をLED化する工事の一般競争入札で信光実業大町支店の担当者に設計額に近い金額を教え、落札させた疑いが持たれています。 警察は今月22日、牛越容疑者の勤務していた施設などを家宅捜索し、証拠品を押収しています。 書類送検された信光実業の男性2人は牛越容疑者から何らかの方法で入札に関する情報を入手したとみられています。