特殊詐欺の「受け子」役としてキャッシュカードを不正に受けとった窃盗の疑いで、兵庫県警長田署は28日、住所不定、無職の少年(16)を逮捕した。署の調べに「間違いありません」と容疑を認めているという。 逮捕容疑は、何者かと共謀して3月11日午後5時ごろ、神戸市長田区に住む女性(90)の自宅を訪れ、キャッシュカード2枚を盗んだ疑い。 署によると、前日の10日から女性宅に長田署員を名乗る何者かから数回にわたって電話があり「口座が詐欺被害にあっているので、キャッシュカードを使えないようにします」などと説明。女性は、この電話の指示に従い、署員を名乗る少年にキャッシュカード2枚を手渡したという。