6代目山口組系幹部を特殊詐欺容疑で逮捕 受け子グループの統括役か

高齢者から現金をだまし取ったとして、警視庁などは29日までに、指定暴力団6代目山口組系幹部小根沢拓也容疑者(41)=長野県諏訪市=ら男女4人を詐欺容疑で逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。だましとった金の受け子グループを統括する立場として暴力団幹部が特殊詐欺に関与していたという。 他に逮捕されたのは、いずれも長野県松本市、職業不詳宮下陸(24)、会社員古川智哉(25)、会社員照屋玲奈(25)の3容疑者。 捜査関係者によると、4人は共謀して昨年10月23~25日、都内の90代男性に対し、医者や息子を装って「のどに腫瘍(しゅよう)ができて声がかすれている」「検査時に忘れたポーチに取引先から入金があるカードを忘れた。現金が必要」などとうそを言い、現金300万円をだまし取った疑いがある。警視庁は、このグループが昨年10月、高齢者5人から計約1千万円をだまし取ったとみている。

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