小学生のゲームソフト盗難事件 父の機転で容疑者浮上、男を逮捕

小学生のバッグからゲームソフトを盗んだとして、警視庁は、住所・職業不詳の男(27)を窃盗の疑いで逮捕し、29日に発表した。「遊んでいる子どもを狙って五、六十件やった」と容疑を認めているという。 蒲田署によると、逮捕容疑は2月16日午後5時15分ごろ、東京都大田区のマンションの敷地内で、小学生の男児の手提げバッグからゲームソフト7本(計2万1千円相当)を盗んだというもの。当時男児はバッグを置き、近くの公園で友人と遊んでいたという。 男児は自宅に帰宅した午後5時半ごろ、「マインクラフト」や「あつまれ どうぶつの森」などのソフトがないことに気づいた。父親が「盗まれて売られたのかもしれない」と考え、数百メートル先の買い取り店で店員に確認したところ、直前に7本のソフトが売られていたことが判明。相談を受けた警視庁の捜査により、売却した男を特定した。 署には、ほかにもソフトを盗まれたりなくしたりしたという届け出が複数件あり、いずれも持ち主は子どもだという。男は、2022年10月以降に複数の買い取り店で100本以上のソフトを売っていたといい、関連を調べている。(板倉大地)

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