5月27日、埼玉県警は、さいたま市大宮区の商業施設で10代女性にわいせつな行為をしたとして、同市に住む無職・飯田光仁容疑者(32)を不同意性交と監禁の疑いで逮捕。各社報道によると、施設の多目的トイレに女性を監禁して性的暴行を加えた疑いが持たれており、飯田容疑者は調べに対し「間違いない」と容疑を認めているという。 飯田容疑者は、「大宮界隈」と呼ばれる若者が集うコミュニティに関係しており、被害女性も界隈に出入りしていたことから、飯田容疑者との面識があったという。 「大宮界隈とは、JR大宮駅付近で形成されるコミュニティで、10代の女性も多く参加しています。活動内容といえば、いわゆる“地雷系”と呼ばれるファッションでダンスをしてSNSに投稿するといったもの。飯田容疑者は界隈の管理人的な立場で、周囲からは『おぢ』『先生』と呼ばれていたようです。 似たようなコミュニティとして、歌舞伎町に出入りする“トー横キッズ”と呼ばれる若者の集団がありますが、’23年5月には、『トー横四天王』を自称する当時23歳の男が10代の女性とみだらな行為をしたとして逮捕されていました。これはほんの一例ですが、大人と問題を抱えた青少年が行き交うコミュニティでは、様々な問題が起こっています」(全国紙社会部記者) 飯田容疑者のものと思われるXアカウントを見ると、’23年3月に初めて「大宮界隈」という呼称を用いていることがわかる。今年2月の投稿では、界隈の“歴史”を以下のように紐解いていた。 《今の大宮界隈ってのは、俺が女の子ナンパして、0からはじめた界隈なんだ。2023年1月にその子と2人ではじめてさ、最初の方は3?4人しか集まらなかったんだけど、TikTokバズっちゃってオプチャ一気に100人まで増えて、そっから少しづつ活気がでてきて、楽しかったなぁ…》 界隈の“頂点”に君臨する存在ゆえか、飯田容疑者が投稿している写真には多くの若い女性の姿が確認できる。ときには身を寄せ合ったりと、彼らからは親しげな雰囲気が伝わってくるが、今年3月ごろ、Xでは飯田容疑者のある“ドン引き行為”が一部で問題視されていた。 「多くの人が行き交う歌舞伎町の通りで、飯田容疑者が自分の手をペロリと舐めて、唾液が付いた手を女性の頭にこすりつける様子がXで拡散していました。普段は仲が良いのかもしれませんが、女性は“やだやだ!”と逃げ回り、飯田容疑者はそれを追いかけ、何度も手を触れていました。撮影者の男性は『おぢ、やばいだろ!』と爆笑し、飯田容疑者も“ギャハハ”と大はしゃぎ。投稿には、“気持ち悪い”“可哀想”といった反応が寄せられていましたね」(Webメディア記者) 大宮界隈のLINEオープンチャットには5月29日時点で257人のメンバーが存在する。卑劣な“先生”の手から離れた今こそ、健全な若者の集いを形成してほしい。