昨年12月に東京都八王子市の住宅で発生した強盗致傷事件で、警視庁国際犯罪対策課などは強盗致傷と住居侵入の疑いで、いずれもタイ国籍で、茨城県鹿嶋市、無職、プートパン・タウィン被告(39)=覚せい剤取締法違反(使用)罪などで起訴=ら男4人を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。 逮捕容疑は昨年12月7日午後2時40分ごろ、八王子市の60代男性宅に侵入。小銭入れや腕時計など12点(時価計約9万3千円相当)を奪い、男性を懐中電灯で20回ほど殴って打撲や捻挫のけがを負わせたとしている。 国際犯罪対策課によると、4人は車で現場に訪れ、リーダー格で実行役のプートパン容疑者が1階の掃き出し窓を割って侵入したという。防犯カメラなどの捜査で4人が浮上。入管難民法違反(不法残留)や覚せい剤取締法違反の容疑で逮捕、起訴されていた。男らは茨城県を中心に住宅を狙った窃盗を繰り返していたとみられ、同課は詳しい経緯を調べている。