今年4月、埼玉県内で死亡ひき逃げなど相次いで20件以上の事件・事故を起こしたとみられる全裸の男が逮捕された事件で、警察はきょう、男を覚醒剤を所持した疑いで再逮捕しました。 埼玉県蕨市の建設作業員・西村大輔容疑者(48)は今年4月21日、草加市の学習塾に全裸で侵入したうえ、女子生徒(14)らにけがをさせた疑いで送検されていて、1時間半の間に20件以上の事件や事故に関与したとみられています。 逮捕された当時、西村容疑者の体内からは覚醒剤の成分が検出されていて、警察は西村容疑者を覚醒剤を使用した疑いでも、逮捕していましたが、きょう、自宅アパートで、覚醒剤およそ0.004グラムを所持した疑いで再逮捕しました。 警察は、自宅アパートから注射器や覚醒剤を入れていたビニール袋を押収したということです。 取り調べに対し、西村容疑者は「仕事や彼女のことで、嫌なことを忘れたいという気持ちから覚醒剤を使った」と容疑を認めたうえで、ほかの事件や事故への関与も認めているということです。 警察は一連の事件や事故に覚醒剤の影響があるとみて、調べています。