ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び込んだドローンで軍用機41機を破壊

6月1日、ウクライナによるドローンを使った奇襲攻撃でロシアの軍用機41機が破壊された。その大胆さと被害の大きさからネットでは「ロシアが真珠湾攻撃を受けた」との声も上がっている。 本誌はホワイトハウスと米国務省に同日、電子メールでコメントを求めたが回答は得られていない。 アメリカはロシアとウクライナの停戦協議を仲介しているが、両国とも攻撃を続けるなかで、数カ月経っても目立った成果は上がっていない。 アメリカのドナルド・トランプ大統領は繰り返し、停戦実現に向けた意欲に欠けるとしてロシアのウラジーミル・プーチン大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領へのいらだちを表明してきた。 ゼレンスキーは2月、ホワイトハウスの大統領執務室でトランプとJ・D・バンス副大統領と会談して激しい口論となった際、ロシアは過去にウクライナと結んだ合意を破った事実があると述べた。 またトランプは、プーチンには戦争を長引かせる意図があり、自分に対して気をもたせるような態度を取って交渉を引き伸ばそうとしているだけなのではとの疑念も口にしている。 ◾️ウクライナ独自の作戦 ニュースサイトのユーロニュースによれば、ウクライナ保安庁(SBU)は1日、「ロシア領内で敵(ロシア)の戦略爆撃機が大量に燃えている」と述べるとともに、ウクライナ軍が「敵の爆撃機の破壊を狙った大規模な特殊作戦」を遂行していると明らかにしたという。 トランプ政権の関係者は1日、CBSニュースに対し、ホワイトハウスはウクライナの今回の攻撃を知らなかったと述べた。 ロシア国内では軍事評論家らが、強力かつ迅速な反撃を求める声を上げている。例えば軍事ブロガーのロマン・アレヒンは、メッセージアプリのテレグラムでロシアが「真珠湾攻撃」を受けたと述べ、ウクライナに「戦略核攻撃」を行うべきだと主張した。 ロシア国防省はタス通信に対し声明で「本日、ウクライナ政府はムルマンスク、イルクーツク、イワノボ、リャザン、アムール各州の空域に対し、FPVドローンを使ったテロ攻撃を行った」 「イワノボ、リャザン、アムール各州の軍事空域に対するすべてのテロ攻撃については報復が行われた」 FPVドローンとは、操縦士が飛行中のドローンからのライブ映像を見ながら操作するドローンのことだ。

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