えん罪の被害者の救済などを目的に、再審制度の法改正を求める活動が札幌で行われました。 札幌弁護士会などは今日、札幌駅前で制度について学べるパンフレットを配り、早期の法改正への機運醸成を呼びかけました。 再審制度をめぐっては、事件の証拠開示のあり方や審理の長期化などが課題です。去年、一度は死刑判決が出ていた袴田巌さんが逮捕から58年、再審の末に無罪になりました。 札幌弁護士会・岸田洋輔会長は「不幸な事件が続いてようやく社会も再審手続きに関心を向けている。国会議員も党派を超えて改正へ動いている」と訴えました。 日本弁護士連合会は、今国会での法改正を目指すとしています。